丹波篠山の歩き方(大手町駐車場からの散策)

篠山城跡大書院をはじめとする見学施設をめぐり、商店街の中央エリアを散策するコースです。

❶篠山城跡

篠山城は、慶長14年(1609)、天下普請の城として、徳川家康が、十五ヶ国、二十の大名に夫役を命じ、縄張奉行に藤堂高虎、普請奉行に池田輝政らが指揮を執り、大坂城を包囲し、豊臣家ゆかりの諸大名を抑えるために築城されたのが篠山城です。

❷篠山城大書院

大書院は慶長14年(1609年)の篠山城築城と同時に建てられました。昭和19年(1944年)1月6日夜焼失してしまいましたが、篠山市民の熱い願いと尊い寄付によって平成12年(2000年)3月再建されました。

❷青山歴史村

青山歴史村は、篠山藩主青山家の別邸であった「桂園舎」と呼ばれた建物を中心にして、 3棟の土蔵と長屋門から成っています。全国的にも珍しい漢学書関係の版木1200余枚、 篠山城石垣修理伺い図面、藩政始末略、印判等、江戸時代の歴史文化を物語る史料の数々を展示しています。

❸春日大社

丹波篠山春日神社は、丹波篠山の中心市街地に所在しています。鳥居をくぐると凛とした静寂な雰囲気が漂ってきます。古来より地元の信仰厚く氏子の守り神として崇め奉られている。境内には、箱根より西では唯一といわれる能舞台(国の重要文化財)や「黒神馬」(市指定文化財)などを展示した絵馬殿などがあります。10月第3週の土日秋季大祭では4社の金神輿、九基の鉾山、八台の太鼓御輿が街中に繰り出し、時代を超越した一大絵巻が繰り広げられます。

❹鳳鳴酒造

清酒「鳳鳴」醸造元の鳳鳴酒造が、築210余年の本社蔵と蔵元の西尾邸を 改装、整備して江戸時代のたたずまいや丹波杜氏の伝統、日本酒の昔ながらの製造方法を知ってもらおうと2001年に酒蔵見学施設「ほろ酔い城下蔵」をオープンしました。

❺篠山歴史美術館

篠山市立歴史美術館本館は、明治24年(1891)篠山地方裁判所として建築され、昭和56年(1981年)6 月まで本来の目的で使用されてきた、わが国最古の木造の裁判所を、重要建造物として末永く保存するため、外観および旧法廷を従来の姿で残し、その他は、美術館にふさわしく内部を改築したものです。