
立派な茅葺き屋根の民家、300年前の民家を京都の丹波町からこの地に移築した蕎麦で人気の
波之丹州蕎麦処 「一会庵」さんです。篠山のお蕎麦は美味しい!」との評判を得たのはこの一会庵さんの貢献も大きい。

開店30分前の11時過ぎというのにもう5組が待っておられます。(ー ー;) 6番目です。
靴を脱いで入ると「お好きなとこへどうぞ」との事で囲炉裏の周りに自由に着席します。2、3名で来たら相席になるのは仕方ありません。

戸は開け放されていて、裏の山から吹き下ろす風がとても心地よく、時間を忘れさせてくれます。

畳の上に座り、かなり低いテーブルで頂くスタイルでです。椅子に腰掛ける高さのテーブル席はひとつしかありませんので、足腰の悪い年配の方などには少しきついですね。

戸は開け放されていて、裏の山から吹き下ろす風がとても心地よく、時間を忘れさせてくれます.
そば切り950円、そばがき900円、そばがきぜんざい750円のたった3種類なのです。
まずは蕎麦茶と揚げ蕎麦で迎えてくれます。

「わさび、入れよっと!」
「ガーン!! 薬味は置いてない(O_O)」
そば切り(もりそば)には薬味が一切提供されない。そば自体の香りを楽しんでほしいという徹底ぶりです。ネギもありまへん。
「天ぷら頼もっと」
「ガーン!!! 天ぷらは一切置いてない(O_O)」
そばは冷たいのしかありません。
「蕎麦じゃ物足りないのでご飯物食べよっと」
「ガーン!!! そば切り、蕎麦がき、蕎麦ぜんざいの3つしかない」

当然ながら、おにぎり定食やかやくご飯はありません。 とまあ、そんなお店です 混雑していると、蕎麦が出てくるまでに大分時間がかりますが、ゆったり20分でも30分でも待ちましょう。時間を忘れに来たのですから。

蕎麦は自家栽培、石臼引きで自家製粉の10割り蕎麦だそうです。そば切り(もりそば)は、お蕎麦本来のものを味わって欲しいとの徹底ぶりで、わさび、生姜、ネギなどの薬味、温かいお蕎麦はありません。

具や薬味等は一切つけず、「そばの味」のみに強くこだわったお店です。つゆは甘くも辛くもなく良い味です。

暖かいそばはないんですが、そばがきは暖かいつゆに浸されて出てきます。昔から食べられていたそばの食べ方らしく、切られずに大きめのもち状に丸められた柔らかい「そばがドーン!」って感じです。

これを箸で一口大に切りはなしながら頂きます。こちらも薬味はありません。ふわふわのそばを甘めのつゆで食べるんですが、デカンショくん、これ結構やみつきになりそう。

あなたが甘党ならそばぜんざいをお勧めします。上の蕎麦がきをちょっと小さくして小豆で美味しいぜんざいに仕上がっています。上の蕎麦がきをちょっと小さくして小豆で美味しいぜんざいに仕上がっています。

小豆は丹波大納言かどうかよくわかりませんが小豆がでかい!

蕎麦の美味しいお店はやっぱり蕎麦湯も美味しいですね。結構濃いので出汁醤油とのミックスで飲み干しましょう。この貴重な風味を求めて週末は開店前から列ができるんでしょう。

鴨南蛮そば、にしん蕎麦、たぬき蕎麦、天ぷらそば、とろろ蕎麦、天丼、かつ丼、ネギ、生姜、わさび、胡麻、かやくご飯、おにぎり、、、、、、、、。
一切ありませんのでその覚悟で行きましょう。
でもこういう「わがまま」を貫く店、「客に媚びない店」 デカンショくん、結構 好きです(^_^)
店名 波之丹州蕎麦処 一会庵
住所 篠山市大熊50-2
電話番号 079-552-1484
営業時間 11時半~14時半(売り切御免)
定休日 ⇒ 木曜日(祝日の場合は営業)