平成23年から開設され、お金をかけず、手作りで楽しい遊具を沢山作っておられもう10年になりました。ここは、丹波篠山では「手作りの宝塚ファミリーランド」と言われ、多くの親子連れで賑わう場所となっています。現在は土日のみ開園されていますが車も何十台も来ている大賑わいの遊び村です。入園料はなんと「無料」です。京阪神からはどうかとは思いますが、丹波市や三田市から来る価値十分ある遊び場です。
「遊び村」は、NPO法人「結」が運営されています。「結」を設立された井上一休さんは、少子化、ゲーム機、スマホ氾濫する現代社会にあって子ども達はこれからどう育っていくのかと懸念されていました。
子ども達は集団で遊ぶことで「生きる力や生きる知恵」を身に付けていくという強い信念をおもちでこの遊び村を開設されました。そう、ここは井上さんの熱い思いのこもった遊び場なのです。
草刈りから始め、1年かけて準備をして、平成23年7月にオープンされました。井上さんの周りには、ひきごもりがちな青年たちも集まり、一生懸命スタッフとして働いておられます。
業者からゲーム機や玩具を買うことも一切せずすべてが手つくりなのがまた驚きです。
冒険広場ささやまには、オール手作りで約50種類の遊具があります。滑り台、冒険デッキ、バレー、バドミントン、平均台、バスケットリング、ロッククライミング、ターザンロープ、ザリガニ釣り、ガラクタ釣りなどなど、見ているだけでも楽しいです。
遊び村のコースターは、大人でも速くて、こわいです。冬は、ゲレンデに行かなくても、迫力のそり滑りが出来るそうです。
これもターザンになれる人気の施設です。
ボールを入れるゲームもとても手が込んでいます。
展望デッキもあり見晴らしがよさそうです。
昔はこうした砂場でままごとやダンプカー動かしてダムや山を作りました。
変装ができるコーナーは女の子に大人気です。
シャボン玉の丘は子どもたちの人気の場所です。
昔スマートボールは大人気でした。入る場所にアドバイスが書いてあります。
井上さんは「不完全で、未完成なおもちゃの方が、子どもは喜んで遊ぶんやと、分かったわ。自分で工夫して遊びよる。」と言われます。そうなんですよね。完全に出来上がったゲームで遊ぶよりずっと創造性が付くような気がします。
利用される方の「自己責任」ですので危なそうな遊具は親が安全性を確認したり見守ることも必要と思います。とても良い施設なので市も人的にも金銭的にも支援して遊具の維持と魅力を継承してほしいです。ほんま入場料300円くらいとっても十分な施設です。痛んでる遊具もあります。カンパのボックスがあるのでカンパしてあげてくださいね。この遊び場の改修繕や拡充こそクラウドファンディングにぴったりの案件と思いました。
- 住所 丹波篠山市東吹500(「小さなパン畑」さんの横の道を上がってすぐ)
- 開園日 土、日(雨天時や地面がぬかるんでいる日などは閉園。)ですが当面土日とのこと
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