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【イベント情報】丹波篠山西町「陶々菴」丹波篠山文化伝える丹波篠山ひなまつり

丹波篠山ひなまつり「城下町会場」は2022年3月20日から4月3日まで開催されています。約30か所でお雛様が飾られます。しかしコロナ禍で少々広報も控えめで、イベントも少なめです。公共観光施設では「篠山城大書院」「青山歴史村」等で飾られますが、それ以外では、西の「陶々菴」と東の「鳳凰会館」が主たる展示場です。

陶々菴は明治から昭和にかけて数多くの作品を世に創出した篠山焼の陶工(今村静斎)の製陶所であった建物を保存修復し、文化交流、情報交換の拠点として有名な施設です。

明治38年建築の元製陶工房「陶々菴」は2021年国登録有形文化財に登録されています。登録を受けられ「もう一度、焼き物を整理し直して作品を通した当時の暮らし、作者の暮らしに思いをはせ、それをただ残すだけでなく、多くの皆さんに見てもらい、愛してもらいたい。それが登録文化財の意義だと思います」と言われています。カムカムエブリバディさながらのお孫さんである今村俊明さんの熱い思いが感じられました。

丹波地方ではかつて初節句を男女一緒に4月3日に祝っていました。幕末の頃、素朴なぬくもりの土人形「稲畑人形」が生まれ、明治、大正と丹波地方のひな壇は天神人形を中心に親類縁者から贈られた色とりどりの土人形が飾られました。

「丹波篠山ひなまつり」では、家々に眠るひな人形や稲畑人形を掘り起こし、その再現に取り組みがされています。

この立派なひな人形は実際に今村家の長女が生まれたときに贈られた7段飾りのにはひな人形だそうで、当時社宅住まいだった今村さんは狭い社宅住まいでこのひな人形が大きなエリアを占めていたと懐かしそうに語られておました。

これは今村家に代々伝わる伝統あるひな人形だそうです。何か風格を感じるひな人形です。

内裏様とお雛様の表情や輪郭も多種多様です。

特に三人官女が華麗で豪華なひな人形です。また近くに栗蒸羊羹で有名な和菓子店「鹿生堂」があり一息入れることもできます。

丹波篠山ひなまつり実行委員会が丹波篠山市に残るひな人形の特徴や節句風習などについてまとめた冊子「丹波篠山ひなまつり―ひな学散歩」を発行されました。読みやすい上に美しい出来栄えです(1冊500円)。                  陶々菴でも置かれていますので気に入ったらご購入ください。こんないい本が関係者の苦労で編集発売されているのに、丹波篠山ひなまつりは、コロナ禍とはいえ他市と比較してもかなりセーブしすぎのような気がします。来年はもっと盛り上がるイベントにしたいですね。

個展、グループ展などの展覧会、各種セミナー、教室、ワークショップ、ゲストハウス、その他各種のイベントに陶々菴のレンタルのご利用をお考えの方は、古民家ギャラリー 陶々菴|スペなび からリクエスト予約が可能です。1F:エントランス土間、吹き抜け土間、畳の部屋、主庭、中庭 2F:7畳  文化財ですのでイベント、レンタルは要相談かと思いますが、なんと40人までお安く借りられるのでお勧めの貸ギャラリー&レンタルスぺ―スです。

  • 施設名 陶々菴(とうとうあん・to-to-an)
  • 住所  丹波篠山市西町64
  • 内容  貸しギャラリ/音楽ライブ/レンタルスペース
  • 開館日 金・土・日曜日 (展覧会、イベントにより変更の場合があります)

作成者: デカンショくん

丹波篠山市内に事務所開設準備中。
趣味は丹波篠山。ライフワークは丹波篠山。