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【ショップ情報】丹波篠山 魚屋町 回転焼「つち万」昭和ノスタルジー復活で大人気

丹波篠山市魚屋町、誓願寺の隣に回転焼き「つち万」がオープンしました。丹波新聞丹波篠山版の一面を大きく飾ったこともあり大変なことになっています。最大8個までしか売ってくれません。買いに行っても「悪いけど出来上がりは1時間後になるんやわ」と言われることも多くあります。おそるべし、回転焼き、丹波新聞です。少し小ぶりですが「つち万」の回転焼き75円ととてもリーズナブルなことも理由です。

このお店は誓願寺の前にあるショップ「かわだ」さんです。「かわだ」さんは街のたばこやさんとして皆に愛されたお店でした。しかしご高齢なこともあって5年前に廃業され空き店舗となっていました。

この近所で鮮魚店として有名だった「つち万」の息子さんである西村くんが「回転焼」を始められたのです。最近はカムカムエブリバディでルイがはじめた回転焼き効果もあって回転焼きは話題のスイーツです。西村くんは英語の教師だったのでその点でもカムカムに近いかも。

丹波新聞の一面を飾りました。20年ほど前まで、このお店の3軒隣に、回転焼き屋「長谷」がありました。寡黙なおじさんでも朝から晩まで回転焼きを店頭で作っておられました。美味しいと評判で皆ファンでした。(写真出所:丹波新聞さん)

「丹波篠山を元気にする何か貢献したい」と考えた西村くんは、この「長谷」の鉄板がまだ残っており、廃棄寸前になっていることを知った。「長谷」の店主の妹さんに鉄板を使わせてもらえないか駆け合われ譲って頂いたそうです。西村くんが言うには「本当に大切に20年間保管されてうたんや」でっと言っていました。長谷家にとってはかけがえのない家宝だったのでしょう。

長谷の回転焼きと同じくパリパリになる一歩手前の絶妙な焼き加減です。甘さ控えめで、お年寄りから子どもまでがおいしく食べられる味だった「長谷」の味を実現されています。これ、甘すぎず、あっさりしすぎず美味しいわ。この小豆の味わいが人気の秘密です。

テイクアウトして隣の誓願寺を散策するのもおすすめです。

日本庭園や釣鐘があってほっこりします。

丹波篠山には、道路の角ごとにお寺があります。誓願寺は城下町の拠点として配置されています。

「つち万」×「かわだ」×「長谷」の集大成のようなお店です。いずれも地元に愛されながら消えていったお店がこういう形で復活されることがとてもうれしいです。              また、斜め前の「珈琲豆誠」さんでは、焙煎珈琲と、この回転焼きがセットでオーダーできます。休憩がてらの1個もまたいいですね。

  • 店名 回転焼き「つち万」
  • 住所 丹波篠山市魚屋町1
  • 営業時間 午前10時―午後2時(日によって異なる場合あり)。売り切れ次第終了。月・木曜定休。

作成者: デカンショくん

丹波篠山市内に事務所開設準備中。
趣味は丹波篠山。ライフワークは丹波篠山。