2009年に閉園した自然豊かな土地にある城南幼稚園跡地を活用して城南まちづくり協議会が農産物の加工、販売をされてきました。しかし、主催者の高齢化もあり、2020年雑貨&カフェ「HOKKORI」が核施設としてオープンしました。
この代表西尾さんは調理師をしながら4人の子育をされた方で2017年に、体に優しい料理やハンドメードの雑貨などを販売する「HOKKORI」を立ち上げ「市民センターまつり」などのイベントに出店されてきてきましたが、今後の展開を検討していた一般社団法人「あぐりステーション丹波ささやま」と出会い、ここで社団法人の事業として2020年活動を開始されました。現在は代表理事をされています。
入口には二宮金次郎が出迎えてくれます。昔の保育園、幼稚園、小学校には必ずありましたね。残念ながら現代はスマホに変わってしまいました。
保育園だった建物をリノベーションし、店内は黒板だったり机や椅子、幼稚園の名残りがありなんだか懐かしい気持ちになります。カフェの中は北欧テイストが散りばめられた、温かい空間。ナチュラルなテーブルやソファと共に、学校の机や椅子がおしゃれに配置されています。カフェには子連れの方も利用しやすいように授乳室や子供用トイらも設置されています。
カフェスペースの横には雑貨がずらーり!ベビーのスタイやヘアピン、スカーフにヘアターバンや服、陶器などなど… 素敵すぎるセレクト。
ヘアピン、ブローチ、スカーフ、イアリング、ヘアターバンや服、陶器などなど…雑貨がいっぱいです。
子供さんのため駄菓子コーナーもありました。
一番奥の教室ではワークショップも開催されていました。
神戸大農学部の実習授業がきっかけになって神戸大学の学生サークル「ルオント」が10月23日、カフェをオープンしました。当面は月1回ほどの活動だそうです。23日には同施設のイベント「てくてくアルクマーケット」に合わせて、地元女性が考案した「鶏ごぼう飯」を販売されましたが直ぐに売切れになりました。丹波篠山には大学がありません。兵庫県立大農学部など設立を考えればどうでしょう。
店内は少し雑然とした感もありますが子供さんが走り回るカフェなので、こういったゆるい空間の方が過ごしやすいのかもしれませんね。
お店の外には、テント式の建物「パオ」がシンボルのようです。
キッズスペースやパオにあるおもちゃは全て寄贈されたもので、地元の方の支援があったようで、地元の高校生が積極的にボランティアに参加されています。子育て世代にはぴったりの施設ですが、地域の皆さんの多世代交流の場となっています。
アグリステーション隣接のほっこりファームでは、大切な家族の日々を支える農産物を、ていねいに育てられていておじいちゃんも参加できるのですね。貸農園も考えられているそうで都会の皆さんの参加も増えればいいですね。平日がメインなので土曜日空いてればいいですね。
滑り台やボルタリングや移動ロープなど遊具も結構あります。
自身が子育てする上で、お母さんが子育ての息抜きにほっとできる場所がないと感じていて「自分で作りたい」と思われたそうでこうして行動に移されているのはとてもすごいことだなと思いました。小学生入学前の子供さんをもつ近隣の方にはほっこりできる良い施設でおすすめです。