栗和菓子一筋の「栗屋西垣」さんに寄りました。大正12年創業の「栗羊羹」、「栗納豆」、「栗もなか」しか売っていない老舗中の老舗です。大正12年創業の栗屋西垣。
市街地に木造の店舗を構えていましたが、そちらを閉店して、工場兼店舗として郡家の本店のみとなりまして、ちょっと離れています。
篠山春日大社参道入口右手にありましたが、数年前に、郊外郡家の城北北支店と統合され本店とし、このお店は閉店されました
2009年に熊谷交差点Auショップの横に移転されました。 移転の理由は、旧本店は駐車場がないことと、併設された工場の近くの方が利用される側にとっては逆に、便利だからということのようでした。 この店は、元城北支店及び工場を本店としたもので前のお店から徒歩で15分くらいかかります。 この工場で手作業で一つづつ皮をむかれた栗を丁寧に作られています。
この春日神社右隣の古民家は、2021年人気ハンバーショップ「One the Record」になっています。個人的には神社の隣なので老舗の和菓子屋さんでいてほしかった思いもあります。
見本の和菓子が入ってるガラスショーケースのみで、工場在庫兼店舗在庫で商品は保管されています。取り扱ってる和菓子も5種のみなんです。
純栗羊羹は、最高級品です。栗の王様と言われる丹波栗を使い、素材の持ち味を生かした製法で栗そのままの琥珀色の羊羹です。一番美味しい季節の銀寄栗に、砂糖と少量の寒天を加え、まったりと練り上げています。
数日間で皮むきした生栗を、一気に砂糖と共に栗あんに仕立てて、丁寧に練り込んで、寒天で固めて黄金色の美しい羊羹に仕上げていくのです。甘露煮して貯蔵しながら、ゆっくりと羊羹を作って行くのではなく、極力新鮮な状態で、その年の新栗を使った羊羹に仕上げていく作業を、9月末の5日間程度で行って、『純栗羊羹』が完成させているそうです。厳選した国産の和栗を使い、素材の持ち味を生かした製法で栗そのままの琥珀色の羊羹です。
丹波栗羊羹は普及品で、上質のあずきをふんだんに使った餡に栗を混ぜ込んだ羊羹です。
甘すぎず、栗もしっかりその硬さと甘さが感じられます。粒揃いの素材。厳選した国産の和栗を、丹精込めて練り上げた漉し餡または抹茶餡でまるごと包んでいます。
練り羊羹は、上質のあずきをふんだんに使った餡を丁寧に練り上げた羊羹です。羊羹の柔らかさを堪能したい方にお勧めです。
大粒の銀寄栗を蜜につけて納豆にします。丁寧に一粒ずつ皮を剥き、粒が壊れないように甘く煮詰めて作ります。
100gが1500円もする逸品です。一粒が百数十円はする高価な栗納豆です。一度味わってください。割れ仕様もあって欠けの物ばかりですが味は同じなので家で食べるならこれが良いです。栗の甘味を引き出した優しい味です。
細かい栗としっかりあずきを一緒に炊き込んである餡を包む最中の皮がパリっとしており上質の最中です。
上質の国産小豆を使い甘さを抑えた餡と厳選した国産の和栗を篠山城跡の浮き出しが入った最中種で包み込んでいます。
練り羊羹の試食とお茶が置いてあるのでいいですね。
セレブでグルメの方は純栗羊羹と栗納豆をセットで購入しましょう。一般の方は普通のあずき栗羊羹と栗もなかを購入しましょう。
伝統を守りながらも郊外の自社工場の傍で販売される和菓子屋さんです。
店名 栗屋西垣
住所 丹波篠山市郡家130-12
☎ (079)552-3552
営業時間 9:30~17:00 (月曜日休み)